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よこしまちゃんぶろぐ

自己顕示欲ビンビン丸

あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡

カメラワークや演出が特徴的な映画がとても好きで(もちろん、それのみに拘りすぎてストーリーとしての魅力が無くなってしまっては意味がないけれど)、特にこの監督の映画は私の一番のツボを押さえてくれているので一度ハマると何度でも観たくなる。

映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』日本版予告編 - YouTube

初めから終わりまでワンカット(長回し)で撮ったような見せ方をしているという斬新な演出!これに似た技法が使われる映画、最近はちょくちょく出てくる。長回しすることで常に人物と同じ目線で同じ景色が見えるような演出は観ていて自分もその世界に入り込んでいるような気分になれるので、個人的にその技法を駆使している映画は好みのものが多い。特にバードマンはカット無しで撮影しているようにしか見えない特殊なカメラワーク。予告編じゃ伝わらないけれど、本編を見ると本当にすごい。ここまで斬新なアイデアは他の人じゃなかなか実行できないというか、そもそもやりたがらない気がするし、ああいう特異な魅せ方はイニャリトゥ監督でしか構成できない技術の賜物だと思う。区切られていないのに背景の動きで時間の経過を表現している点も面白いし。

ストーリーについて語り出すと物凄く長くなりそうな程に、1度で把握するには難解さがあるんだけれど、「よくわかんなかったな」で終わらせずに「もう一回見直したい」と何度も観たいと思わせる魅力がある。

 

観ている側に解釈を委ねるタイプの結末、ドラムだけで焦燥感や主人公の思考のめまぐるしさを表す音楽も最高。

 

趣向が全く違うものにはなっているけど、この監督といえばバベルが有名。「21g」「バベル」「アモーレス・ペロス」のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督×脚本ギジェルモ・アリアガのタッグ作品は私が今までの人生の中で出会った映画の中で3大傑作であり好きな映画トップ3。多分これから先も不動の映画だと思う。

21gほど心に訴えてくる作品は無いので、バードマンのようなブラックコメディよりもどん底に暗い映画が好きな方には是非観て欲しい(誰に薦めているのかは分からないけど)。

21g(プレビュー) - YouTube

 

ギジェルモ・アリアガの作品についてはもっと熱く語りたい感じだな。