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よこしまちゃんぶろぐ

自己顕示欲ビンビン丸

言葉にする事でもないけれど

相手の顔も分からない、見知らぬ人間にプライバシーを侵害されるような事を暴露され続けることってのは、きっと輝かしく思える表の世界ほどそういう危機とは常に隣り合わせなんだろう。そういう社会でこそ、裏ではいかにその人を堕として世間の晒し者にするかを考えるような卑劣な人間がつきまとっているのかもしれない。一度疑われてしまった以上はそれが真実であれ嘘であれ、何を言ったところで疑い続ける人も中にはいる。悲しいけれどそれが現実なんだと思う。

本当のことは誰にもわからない。だけど彼がひどく傷ついたことだけは真実に違いない、何もかも憶測で良し悪しや正解不正解を決めてしまうのはよくないことだけれど、彼がこの先人の目に常に恐怖や不安を感じながら生きていく人生になるように狂わされてしまったのは間違いないんだろう。

世の中は真面目じゃなくてもうまく人生を切り拓いていける人がいれば、真面目に生きてきたのに不幸なほどに報われない人もいる。

命やその一つの命に差はないはずなのに、同じ重さの命でも送る人生の重さは千差万別だ。悲しいけれどそれが現実なんだな。

オレンジデイズをリアルタイムで観ていた自分としては、あのやんちゃでオシャレで、だけどほんとうは真面目で一途な翔平くんを観られなくなってしまうのかなと思うととても悲しいね。そしてあんな大学生活を送るはずが家で毎日1人寂しく過ごしている私の人生も悲しい。私もサークルの男女とかでオレンジノートやりたかったぞ。

 

 

最後に。

ばかもの - YouTube

成宮寛貴出演の作品で一番好きなものといえばこの映画。お気楽な大学生が、年上の女性に恋をして酒と女を覚えて大人の恋愛に飜弄されていくんだけれど、その彼女に見捨てられたことでアルコール浸りな生活を送るようになり、アル中の道に足を踏み入れてしまうという……そんな悲しい話だけど、実は愛に溢れた作品。世間的に評価はすごく低い映画だけど私は主演の成宮くんと内田有紀の演技がすごく好きだ。人を愛することの難しさや切なさや喜びを感じさせてくれるものだと思っているので、過去に辛い精神状態になってアルコール浸りになりかけたことがある人や興味がある人は是非。

いつかお前も俺を食うんだよ

レビューしようと思っても書きたい言葉が見つからない映画がたまにある。それはつまらなかったからというわけではなくて寧ろ物凄く強烈な映画だからという理由なんだけれど、この映画もその一つ。

『鉄男』シリーズなどの塚本晋也監督作!映画『野火』予告編 - YouTube

塚本晋也の作品って前衛的であまり得意じゃないんだけど、この映画は本当に出会って良かった。出来ればもう二度と観たくない、と思う程の作品に出会えて良かったと思える1時間半だった。

多分もっと、心に浮かんでいる何かを書き出したいはずなんだけれど私にはこの映画の感想を綺麗に言語化して並べるまでのセンテンスやボキャブラリーを持ち合わせていない。即座に「どんな映画だった?」と聞かれても絶対に「ヤバかった」とか「怖い、グロかった」とか、そんな貧相な言葉しか思い浮かばないくらい。いくら心の中に鮮烈に残ったとしてその気持ちを気持ちの中だけで大きく膨らませても言語化出来なければそれは感想とは呼べない。だからそういう時はどこかの媒体に書き残すことはやめてしまうんだけれど、鑑賞後に出演していた若手俳優さんのインタビューを読んで「自由に捉えて心に残ったものを何かに書き起こしたり吐き出して欲しい映画」だと言っていたのを見て、この映画は見終わった直後に羅列でも支離滅裂でもいいから記録しておくことに意味があるのかもしれないと思った。無知なりに感じたことを書いておこうと思う。

 

私、実は史実映画が得意じゃない。物凄く。というのも今生きてる現代から遠くかけ離れた時代やそこで生きる人々の姿を見ても感情移入していけないから。どうしても感情移入出来るかどうかで作品の好き嫌いを判断してしまうところがあるので、軍隊ものなんかは小さい頃からなかなか馴染めない。そして何より自分の無知さでは歴史上のことを理解も読解も出来ない事が多い。そういう訳だから戦争映画を含めた史実映画には滅多に触れないのだけれど、「野火」に関しては私が好きな川越スカラ座(明治時代から続く老舗の映画館)があって、そこで長期上演されていて評判が良かったのでずっと気になっていた作品ではあった。

それで昨日やっとレンタルをしてきたので、原作は未読のまま「フィリピン戦下で飢餓状態になった兵士が食糧を求め続けて人肉嗜食に行き着く」という予備知識のあらすじのみ押さえて鑑賞。

入院中にツタヤに通い過ぎて観たい物を見尽くしてしまったからと「ソウ」の全シリーズを無駄に制覇した時、自分は中身の無いサイコスリラーだとかグロテスク映画に対してはなんの恐怖も感じないという事が判明したので凄惨な描写にはそこそこ耐性がある方だと思いこんでいた。だけどこの映画は画面を通して精神的にも肉体的にも衰弱していく兵士たちの極限状態を超えたその先の異常な言動を、まるで目の前で目の当たりにしている気分になってしまって鑑賞しながらだいぶ気が滅入ってしまった。体感型戦争映画のようだった。

 

首を撃たれ叫び声が出ないほど噴き出る血

腐敗していく皮膚に虫が湧き出る身体

死体から飛び出る臓器や脳みそ

えぐるようにそれに喰らいつく人間

生き延びれば生き延びるほど異常さを増していく人間の極限に達した なんの罪もない人間たち

 

1時間半しかない本編を何度か「観るのもうやめようかなぁ」と思ったくらい気力を使った一本だった。大層大げさな表現だなと思われそうだけど、ネットの感想にも同じようなことが沢山書かれているのでそれほど誰が見ても衝撃を受けるものであることは確か。

この事実が過去の日本にあったという現実を今この時代の、残飯が山ほど捨てられていく恵まれた暮らしの中で知ると余計に凄惨に思えてくる。

 

戦争で亡くなった兵士の6割は飢餓による餓死で、当時は食糧不足のあまり兵士たちが友軍を殺し合ってそれを食べることは日常的に行われていてたので敵軍より味方の方が警戒しなくてはならないほどに皆飢えに苦しむ生活を強いられていたらしい。

 

この映画は戦争時代の勇敢な兵士の生き様を美談的に描くものとは全く正反対に、戦争が人を苦しめ互いを殺しあうまでになってしまった悲惨な事実だけをただただ絶望的に映し出したもの。苦しい生活の中でも希望を見出せる作品よりも「いかに人々を絶望へ堕とし入れるものなのか」それだけに焦点を当てた作品こそが「戦争を伝える映画」なのかもしれない。

戦争に希望を見出しちゃいけないと改めて思わされる作品。

取り戻せないものを壊してしまうものでしかない。取り戻せないものを自ら壊しにいかざるを得なくなってしまうものでしかない。

「野火」には誰1人として幸せな人は出てこなかった。

 

 

〜〜

 

 

塚本晋也監督の代表作「鉄男」の良さは全く理解できなかった私だが、メンヘラの教組・Coccoが主演の母親の葛藤を描いたこの作品は物凄く好きなので、ママとの間に悩みを抱えるメンヘラどもは是非観てくれ

映画『KOTOKO』予告編 - YouTube

 

 

 

 

身体を貫くような眩い閃光

あえて言葉ではなくて映像の演出によって目で観て感じさせようとしたり、徹底的に映像美にこだわったり。そういう「雰囲気満載」な演出も度をすぎると裏目に出ることもあるんだな、というのが第一印象。

 

『溺れるナイフ』本予告 - YouTube

鑑賞後は色々残念な気持ちになってしまったけれど何はともあれやっと観れたぜ、重岡大毅を拝むために。3日ぶりにお風呂に入って4日ぶりに外に出たんだけれど、前日までは精神が完全に死亡していたのでアイドルを見るだけで舌打ちしてたほどなのに突然グイッと上がってきたから、よく乗り越えたな〜と自分で自分のこと偉い偉いした。映画化決定当初から観に行くと決めてたものなので間に合って良かった。

 

 

(↓ここから感想を長々と書こうと思うんだけども、これから観るから楽しみ!という人や映画の出来がすごく良かった!と思ってる人や、語彙力と表現力が欠如しているレベルの低い映画レビューを読むとイライラするという人はリターンしていただけるとありがたい)

 

自分記録用でもあるのであくまで個人的に勝手な解釈のうえでの感想を。

まず映画の冒頭、タイトルバックであのセリフが来るのはとても良かった。

 

そのころ 私はまだ15歳で

全てを知ることができる

全てを手に入れることができる

全てを彼に差し出し

共に笑い飛ばす権利が

自分にのみあるのだと思い込んでいた

私が欲しているのは

身体を貫くような眩い閃光だけなのだ

目が回るほど

息が止まるほど

震えるほど

 

…この、多感な10代の心に迸る青春の葛藤!!という感じの、それこそ眩い言葉…どうしたら言葉だけでこんなにも熱を直に感じられるモノローグが浮かぶんだろうな、文才がある人はやっぱりすごい。確かにこの映画、始終、思春期の漲る全能感!衝動的な欲望!迸るエネルギー!主人公2人の、そんな感情が今にも爆発しそうな緊迫した空気やもどかしさは思い切り伝わってきた。その点はあの監督特有の躍動感のあるあの演出とか色彩感覚、あとはあの音楽があるからこそ表せるものなのかなと。

それだけど私的にこの映画がしっくり来なかったのは、明らかにあの2時間の中にあまりに多くの要素を詰め込みすぎたようにしか感じられなかったからか。

 

この作品の監督の前作を今年初めに観た時、知らない監督だっただけにめちゃくちゃ大きな衝撃を受けたのでその印象が鮮明に残り過ぎていて期待しすぎたかもしれない。監督は元々原作の大ファンだったらしいので、ストーリーや心理描写を知り尽くしてるからこそあそこまで伏線張ってないものに仕上げてしまったのかな。

山戸監督ファンが求めていた美しさや眩しさと、女子が求めたカワイさと、女子高校生が求めた胸キュン、原作愛読者が求めた心理描写の細かさと物語の神秘的な要素、その全部を余すところなく詰め込もうという事を意識しすぎてるように見えた。魅せたいことの全部を視覚重視の描写だけで全て描き出そうとしているのでストーリー展開自体の伏線が不足してる。せっかく原作では何よりも輝いてる心理描写がうまく伝わらなかったのが残念。いくら綺麗でも美的な映像だけじゃ登場人物の心は映しきれないと思う。映画作ったことなんてないけど。へへ

 

監督が意図する特異さを出し切りかったんだろうけど、映画の軸がその美意識に傾きすぎて物語の薄っぺらさと選曲のちぐはぐ感が足されてしまった感じのイメージが残ってしまった。

 

 

だけどものすごく良かったシーンもあって、夏芽ちゃんが大友に誘われたデートの前日、コウちゃんを想って深海のような藍色を、だけど薬指にだけ大友を想って椿の花のような真赤のペディキュアをわざと塗って俯くシーン。あそこがちゃんと描かれていたのは言葉の無い映像だからこそ気持ちが伝わってきたしとても嬉しかった。

 

山戸結希監督の前の作品、すごく好きだったんだけど商業映画だとどうしても出したい色や要素が中途半端になってしまったりするんだろうか、音楽にしろ映画にしろ、そういうのってめちゃくちゃ寂しい。そうでない人もたくさんいるのに。

 

 

…と、ものすごく偉そうに批判したけど映画なんて個人的な受け取り方と好みが全てだしTwitterでは賞賛してる人も沢山いて賛否両論みたいなので、視覚で感じる雰囲気映画が好みな人は気に入りそう。

あとは予告編で期待が膨らんだであろう重岡大毅菅田将暉のキスシーンは大いに想像妊娠できるので、あの無防備なほっぺぺろりチュー&流れるように自然かつイタズラなチューで胸をずっきゅう〜ん!!射抜かれたい人はお金を払いに行く価値はとってもある。これだけは自信を持って保証する。射抜かれる。

(エンドロール後、劇場内が明るくなってから帰り際に「なんかよく分かんないとこいっぱいあったね」って言ってた、隣に座ってたJK2人組みもキスシーンではやっぱり黄色い声漏らしてガッツリ射抜かれてました。)

(そんでもって大友の、コウちゃんを思い続ける夏芽のことをそれでも一途に想って笑わせてあげようと一生懸命になる姿も愛しい&切ない。夏芽ちゃんなんて諦めて私と付き合って。)

  

予想外の出来だったので思うところは色々あったけれど、今年は重たいテーマの映画ばっかり観てたからたまにキラキラした映画を観ると気持ちが若干若返る気がするね〜。気がしただけだけど〜。だけどあんなに輝かしい学生時代を送ってなかったので半面切なくなるな〜。

こういう「意図がよく分かんなかったな」 っていう箇所が幾つもある映画こそ映画好きな誰かと感想をシェアしたいなと思うけど周りに趣味の合う映画好きがほとんどいないので残念。

  

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↓山戸結希の前作の「おとぎ話みたい」の、おとぎ話が歌ってる主題歌がキラキラしててとっても素敵な曲だから誰か聴いて

おとぎ話 "COSMOS" (Official Music Video) - YouTube

 

  

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一生懸命書いてたらもうこんな時間になってた。今日もわたくしはダイエットに励むし映画を一本観るぞ、2016年あんまり観られなかったのでラストスパートで。何よりも、体重を戻して1人で行きたい場所に沢山行く。鬱々とした年の瀬なんて勘弁なので自分の時間を大切にしなきゃ。

 

はぁ それにしてもジョージ朝倉の漫画は最高よ。魚喃キリコいくえみ綾ジョージ朝倉山川あいじ。私の中の女性漫画家四天王。話が尽きないな〜